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    B-Paws 犬と人。

    ドッグトレーナーが犬のあれこれを綴ります。犬のしつけは、ホリスティック思考で参りましょう!

    病は突然に。

    3日後に9歳の誕生日を控えた2月9日深夜、
    私の愛犬ジャンゴは緊急手術をしました。

    病名は”胃拡張・胃捻転症候群”。
    犬の死因2位にもなる怖い病気です。

    幸いジャンゴは命を落とさずに済み、
    入院から退院までも僅かな時間で済みました。

    胃捻転は超大型犬愛好家な私が最も恐れている病気といっても
    過言ではないくらいの病気。
    そのため、先代のブルマスチフ時代から予防と勉強を徹底していました。
    にもかかわらず、胃捻転は突然にやってきました・・・。

    今回のことで、改めて、
    胃捻転は発生から手術までの時間が勝負であることを実感しました。

    胃捻転は大型・超大型だけでなく、
    胸の深い小型犬にも少なくない確率で起こりうる病気ですので、
    今回のことを記録として残したいと思います。
    これを読み、胃捻転への理解(?)を深めていただけるきっかけになれば幸いです。

    長くなりますが、お付き合いください。




    まずは胃捻転のあれこれ。
    ナカザワ脳内辞典によるものですので、間違いがあったらスミマセン!

    <胃捻転とは?>
    文字通り、胃がねじれてしまうこと。
    行き場をうしなったガスが胃の中にどんどん溜まり、膨張します。
    胃がねじれる際に、臓も巻き込まれ脾臓もダメージをくらい、
    それだけでなく、
    血流が止まるために、心臓をはじめとした
    その他の臓器へも多大なダメージを与えます。
    胃の膨張により他の臓器が圧迫を受けてのダメージも受けてしまいます。
    発生から処置まで時間が経つほどにダメージは大きくなり、
    内臓が壊死してしまうことは少なくなく、
    胃壁・脾臓などを切除しなければならないこともあれば、
    それでは追い付かない場合すらあります。
    放置すれば たったの数時間で死に至る恐ろしい病 です。
    それだけに飽き足らず、
    手術をして胃のねじれを元に戻すことが基本ですが、
    胃のねじれを戻した際の血流でショック死になったり、
    手術は成功してもその後に亡くなってしまうケースも少なくなく、
    生存率は一桁~50%程度ともいわれています。
    緊急性は”超高”。

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    <症状は?>
    落ち着かずにそわそわし、何度も嗚咽するけれど
    吐こうとしても何も吐けないと云うのが代表的な症状。
    ガスにより、腹部が膨れあがる。
    痛がって悲鳴をあげたり、嘔吐下痢をしたり、
    流血があったりなどの目立った痛々しいものではないので
    「なんかおかしいみたい?でも様子を見てみよう。」と放置されてしまうことが最も怖い。

    <どんな子がなりやすい?>
    大型・超大型犬。
    サイズを問わず、胸が深くお腹の巻き上がっている体系の犬種はなりやすい傾向。
    (サイトハウンド系の体系)
    意外と思われるかもしれませんが、ダックスもなりやすい傾向にあります。

    <どうして発生するの?予防は?>
    食後30~1時間は捻転予防の為に、運動は控えるのが基本です。
    食事や水で膨れ上がった胃は重くなり、
    それがおもりとなって捻じれてしまいます。
    ですから、私は犬のトリックにあるロールオーバーはやりません。
    リラックスポジション・アルファロールは犬のしつけの間違った部分というだけでなく、
    そうした意味でも行うべきではないと思うので
    ご存じの通り、もちろん、私は一切おこないません。
    運動中の大量な水の摂取も私は控えています。
    で・す・が!
    捻転を起こして亡くなってしまった子たちの多くは、
    そうした予防をおこなっていたにも拘わらず、原因不明に捻転が発生しています。
    年齢もバラバラ。
    つまりは、完全に予防できるものではないということ。
    考えられる原因としては・・・
    ・運動前の食事&水
    ・ガスを発生させやすい食料による胃内部でのガスの発生
     (これは立証されていないそうですが、大豆などの製品はガスを発生させることが多い為
       そのような可能性も考えられるとのことのようです)
    ・加齢に伴う胃を支える筋力の低下
    ・痩せすぎ
    ・早食い
    ・遺伝
    ・・・・などなど言われていますが、はっきりと「これ!」と云う原因はわかっていません。


    我が家では、もちろん予徹底防に努めていました。
    運動中・運動前の食事や水だけでなく!
    年齢のあがってきたジャンゴの1回の食事量を減らし
    ふやかしたものを3~4回に分けて与えていましたしね。
    遺伝についても、ジャンゴを迎える際には確認済み。
    親兄弟・祖父母だのなんだのまで面倒くさいくらい確認しました。
    ですので、遺伝の可能性も低いのです。
    しかし、胃捻転は遺伝に関係なく飼育環境によっても発生します。
    シニアであること、持病のこと、足腰への負担を考えて
    2年かけて体重を落としてきましたが、急激な痩せ方・痩せすぎではなく健康的な痩せ方。

    となると・・・ジャンゴの場合に考えられる原因は、
    加齢による胃を支える筋力の低下くらいしかあてはまりません。
    予防をしていても、いくらなんでも内臓の筋肉までは鍛えられない(涙。

    ジャンゴの捻転発生時間は深夜1:50、
    食事は20:30にふやかしたフードを200gだけ。
    冬場でもあり、フードもふやけている為、水のガブ飲みもしていない。
    食後は排泄を済ませて、寝ていただけ。
    それでけなのに、胃捻転は突然我が家に訪れたというわけです。





    ・・・と、とりあえずここまで胃捻転の基礎知識です。
    次回、ジャンゴの胃捻転発見から退院までをつづりたいと思います。

    今日はジャンゴの9歳の誕生日です。
    生きて誕生日を迎えられました。
    ですが、食事も水も散歩も制限中(苦笑。
    ただただ、一緒に過ごすだけの時間に幸せを感じるだけの誕生日。
    生きて戻ってきてくれてありがとう!
    ご心配をお掛けしたみなさん、応援ありがとうございました!

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