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    B-Paws 犬と人。

    ドッグトレーナーが犬のあれこれを綴ります。犬のしつけは、ホリスティック思考で参りましょう!

    長い夜。@胃捻転

    前回の記事では、
    胃捻転の基礎を書き綴りました。

    今回は、実際に胃捻転を起こしたジャンゴを辿ります。
    ほとんど私の心理描写となりそうです(笑。

    私の取った行動等を、万が一のときには参考にしていただけたらと思います。




    2月8日の日中は、いつも通りに過ごしていました。
    20:30には最後の食事(200g)を終え、
    排泄を済ませて布団でぬくぬく。

    12:00
    私が就寝。
    ジャンゴも一緒に隣で就寝。
    至っていつも通り。おかしな様子は微塵もありませんでした。


    9日 1:50頃
    ジャンゴが冷たい鼻を私の頬に当て、私を起こした。
    膀胱炎になりやすいジャンゴの為に、
    毎日夜中に1~2回起きて排泄をさせているので
    いつもより早いタイミングでオシッコをしたくなったのかな?と思い、起き上がりました。
    しかし、排泄はせず。
    ウロウロとするばかり。
    この時点で違和感を感じるも、とりあえずまた自室に戻る。
    自室に入り、ジャンゴは水を飲みました。
    その後、落ち着いたようにも見えたものの
    再び違和感を訴えるジャンゴ。
    もう一度、庭に出ると、嗚咽をしたが何も吐かないということを
    立て続けに3回。


    私の中に生じた違和感が胃捻転と繋がる。
    即座に、ジャンゴの腹部に耳を当て内臓の音を確認。
    音がしない。
    胃捻転を起こすと胃腸の動きが止まるため、
    日頃聞こえる『きゅるきゅる』と云うような消化音は聞こえなくなります。


    しかしまだこのとき、胃捻転の特徴である腹部の膨張は見られず。

    念の為、腹部を軽く叩いてその音と跳ね返りを確認。
    若干の空気を感じるかな~と云う程度。

    そうこうしていると、ジャンゴが再び嗚咽。
    なにも吐かない。(吐けない)

    「胃捻転だ!」と確信。
    だとしたら、迷っている暇はない。
    様子を見ていようものなら命を落とす。
    時計の針は1:57
    異変発生から7分が経過。

    一気に目が覚める。
    パニックを起こしている暇はない。
    慌てても冷静さを欠いてはならない。
    素早い決断と行動のみが、ジャンゴを救う。
    万が一、胃捻転でなかったとしたら、
    それはそれでありがたいのだから病院に駆け込むのが第一



    掛かりつけの獣医さんに電話をして状態を説明し、
    今から連れて行くと話すと、
    夜間救急に急いで連れて行くようにとの指示。
    (なぜなら、掛かりつけの病院ではジャンゴサイズの手術ができないから)

    間髪入れずに夜間救急へ電話。
    そこは幸い(?)約2年前にジャンゴが持病を発症した時に
    お世話になっていた病院。
    すぐにジャンゴを連れて行くことを伝え、電話を切る。

    2:03
    電話を終えてジャンゴを見ると、
    わずか数分の間に腹部が少し・・・ほんの少し膨れ始めていました
    それは丁度、食事直後程度のわずかな膨れ。
    場合によっては見落とされてしまう程度の膨張。
    しかし、数分前にはぺったんこだった腹部が膨らむわけがない

    ジャンゴはまだ「なんか変~」程度の様子で、
    具合が悪くなっている感じもなく、足取りはしっかりとしていました。


    夜間救急病院までは、普段は車で45分程度掛かります。
    高速道路を使えばもっと早く行けるのですが、
    私は運転が好きではないので下道で行っての時間。
    高速道路が怖いんです(苦笑。

    しかし、このときばかりは高速道路。
    真夜中という事もあり、車の数は少なく、
    神様が味方してくれたのか信号もスムーズ。
    車の中で2回だけ嗚咽し、なんとなく落ち着かない様子ではあるものの、
    具合が悪くて・・・と云う感じは見受けられず。


    2:30頃、病院に到着。
    異変発生からおよそ40分。

    病院スタッフが既に待ち構えていてくれました。

    車から自力で降りたジャンゴの腹部は、まるで太鼓のように膨れている・・・。
    30分足らずで。
    その腹部を見た獣医さんの口から思わず零れ出た言葉が、「あ~こりゃダメだ!」。
    (確実に胃拡張・胃捻転だ!と云う意味だと思います)

    病院好きのジャンゴはそのままスタッフさん達とスタコラと
    私の前から姿を消しました。
    その後ろ姿が最後になるかもしれないと云う恐怖。
    でもどこか他人事のような感覚もありました。
    恐らく、
    あまりにも突然すぎた出来事に脳みそがついて行けなかったのでしょう(苦笑。

    ジャンゴの腹部の膨張速度は
    多分、かなり早かったのではないかなと思います。
    このくらいわかりやすく膨れるのであれば、
    早期発見してもらえる子はもっと増えるはずですから・・・。
    数時間放置(様子見)されてしまうケースが非常に多い


    まずはレントゲンと腹部のガス抜き。

    レントゲン撮影終了後に呼ばれ、
    一歩入ってすぐに目に飛び込んだレントゲン写真に
    思わず「嗚呼やっぱり」と言ってしまいました。
    大きな風船の写真か!って言うようなレントゲン写真。
    そして、捻じれた胃の写真。

    手術の説明を受ける。
    麻酔が与える持病への不安も説明してもらう。
    手術しなかったらほぼ確実にジャンゴは死ぬ。
    つまり手術を迷うことはない。
    ジャンゴ異変発生からの流れを伝え、
    食事量から食事の内容、何をしていたかなど事細かに獣医さんに伝えました。

    その間、ジャンゴはガス抜き処置。

    腹部のガスを抜いたジャンゴに会わせてもらいました。
    人でいうなら「顔色が戻ったね」と云う感じでしょうか。

    ガスを抜いて安心♪なわけがないので、
    ジャンゴを抱きしめて「大丈夫!」と何度も呟いて
    再びジャンゴを手術室へと送り出しました。

    尚、手術の立ち会いを申し出ましたが、断られました(苦笑。



    2:45頃、緊急手術開始。
    発生からおよそ1時間。



    様々な書類にサインをし、
    あとはただ待つだけの時間。
    長い長い夜。

    思い当たる原因はない。
    なにがまずかったのか?
    こんなお別れの仕方は無理だ。
    突然すぎて覚悟もなにもあるわけない。
    ジャンゴのいない生活を送るの?
    ジャンゴはこれまで様々なことに飄々と打ち勝ってきた生命力の強い子だから、
    今回もきっと大丈夫!
    でもさすがに今回は無理なのかな?
    ・・・と、様々なことを考えるだけの無駄な時間。

    気を紛らわせるために、思わずFaceBookに投稿(苦笑。
    ご心配おかけしてすみませんでした。




    長くなるので、まだ続きます (´-`;)ゞ



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