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    B-Paws 犬と人。

    ドッグトレーナーが犬のあれこれを綴ります。犬のしつけは、ホリスティック思考で参りましょう!

    それは犬からのSOSかも。

    前回記事 『少食犬にも事情がある』 からの続きです。


    あの当時の我が子が極端に少食であったこと、
    どんなことをしても必要超最低限しか食事をしなかったこと、
    アレルギーが疑われたこと、
    今ならわかります。
    あれは、ジャンゴからの SOS 。

    あの当時のジャンゴは少食と云うより
    食事が喉を通らなかった のだ、と。

    その理由は、もちろん ストレス

    生まれ育った環境から、
    長時間の飛行機に乗って、
    まったく別の環境下へ送り込まれたジャンゴ。

    今でも覚えていますが、
    日本に到着したジャンゴを成田まで迎えに行ったとき
    検疫所の方が
    「この子だけはうんともすんとも言わずにずっと静かにしてて、いい子ですよ」
    そう言ったのです。

    違うよね。
    いい子なんじゃない。
    騒ぐ余裕すらなかったってこと。

    パピーらしい振る舞いで元気いっぱい(に見えた)なジャンゴ。
    でも、
    本当はいっぱいいっぱいだったんですよね。

    当時の私が身に着けていた犬のしつけ方は、
    パピーが鳴いてもその要求に応えてはならないし、
    トイレを覚えるまではサークル生活をメインとする・・・そんな方法。
    超大型犬なのでサークル生活をずっとさせておくつもりは毛頭ありませんでしたけどね。

    しかし、ジャンゴは要求吠えと言われるようなことは一切しなかった。
    ただ、ただ、黙って視線を送ってくるだけ。
    ・・・どれだけ寂しかったろうか。
    親兄弟と広い敷地でのびのびと生活していた
    3カ月になるかならないかのパピーが
    新しい環境では、ひとりで過ごす時間を強要される。

    先住犬が2頭いて、猫もいたので家族の頭数は賑やかでしたが
    それでも、孤独を感じないわけありませんよね。

    そして”社会化”と称して、様々な人・犬に会わせ
    いろんなものを見せようとがんばっていた私。
    パピーの社会化期には100人に会わせる!なんてのが主流でしたから。
    パピーの社会性を育むために、すべてのパピーがそうするべき的な。
    (語弊があったらすみません)

    でも、それはジャンゴにはまったく合わない方法だったのです。
    ジャンゴの性格はそれではNGだったのです。
    100人に会わせて開花する子も当然居ますが、
    ジャンゴのようにそうではない、それではNGな子もいるのです。
    ひとつひとつの事柄をゆっくり確実に飲み込んで、
    それからようやく次の事柄へ進むべき子だったのです。
    その為に、同じ状況下で同じ条件の元で同じ事柄に繰り返し対面するべきタイプ。
    数ではなく、確実な時間が必要なタイプだったのです。

    こうして様々なストレスを重ねていくジャンゴ。

    でもね、パピーだから、やっぱり元気なんです(苦笑。
    そのパピーらしい振る舞いが事実をより見えなくさせていたんですよ。
    その下でとっても苦しんでいたに違いないのに。

    にも関わらず、私は「この子は食べないし、頑固だな。」と思って。

    タイムマシーンがあったら、そこまで戻って自分に教えてあげたい(苦笑。
    それでも、当時の私が信じてやってきた方法を駆使して、
    私なりに必死に解決しようと向き合っていたのです。
    トレーナーとして、お客さんたちに恥ずかしくないようしっかりやらねば!って。
    でも、それが知らず知らずにジャンゴをどんどん追い詰めたに違いありません。
    ジャンゴの少食の原因は、ストレス。
    そしてそのストレスを理解できずにいた私が根源にありました。

    アレルギーが疑われたのも、
    栄養バランスの乱れとストレスが原因で間違いありません。
    今はもうないですよ。

    特に深い理由もなく、
    成長&生活の都合上で完全フリー生活となり
    気付いたら食事量が増えていきました。
    オヤツも少しずつ食べるようになりました。
    それはただ成長に合わせてそうなったのかなと思っていた、未熟な私。

    全体的なストレスレベルが下がってきて、
    結果、食事が喉を通るようになった。


    現在、のびのびと生活しているジャンゴはよく食べます。
    食欲が落ちたら具合が悪いのだろうと思えるくらい、食べます。
    これが本来のジャンゴのあるべき姿。


    ドッグトレーニングの世界(?)が次第に
    犬主体で考えるような方法にシフトしてきていて、本当に良かった。
    9年前の私が、まだそこにはいなかったのが残念でなりません。



    人の性格にもよりますが、
    ストレスで食欲が落ちるタイプがいますよね。
    逆に、異常に食欲が出るタイプも。

    動物にも、間違いなくそれがある。
    捕獲された動物が食事をとらずに弱ってしまうとか・・・聞きますよね。

    命が危険にさらされるギリギリまで食べないのは、
    それは正常な状態ではありません。

    見てわかるくらい元気がない様子で落ち込んでいるような、
    そんなストレスの見え方をしていたら、
    恐らくジャンゴのように「少食」とは言われないと思います。
    多くの犬がそうではないから、
    少食に悩む飼い主さんがいるのではないかなと。


    贅沢病で食べないのは別です。
    出しっ放しのだらだら食いも別です。

    うちの子は元気いっぱいで
    いつも体力が有り余ってるくらい!
    だから、ストレスはないと思う!食べないけど・・・。

    それも実はいっぱいいっぱいの可能性がありますよ。
    自分を制御できないような興奮の中に常に居て
    本当はココロが悲鳴をあげているかもしれません。
    SOSって言っているのかもしれません。

    必要以上に吠えたり、怯えたり、
    手足を舐めたり、毛を毟ったり、
    マウンティングばかりしてたり、
    ずっとウロウロしていたり、
    なにかと攻撃的だったり、
    マーキングが多いとか、
    ウンチが緩いとか、
    口臭や体臭がひどいとか、
    目に輝きがなく白っぽく濁っているとか、
    覇気がなかったり、
    刺激に弱かったり、
    ハイパーだったり・・・・・・・・・・・・・とか
    病気でもないのに併発していませんか?


    もし、「うちの子の少食はSOSかも」と思ったら
    接し方を含めたすべての環境を見直す必要があるかもしれませんよ。



    「可愛がっているからストレスはないはずだ!!」
    残念ながら、
    それは大きな勘違いである場合も多々あります。
    可愛がっていることは間違いないとしても、
    人が嬉しいと云う感覚で接しているだけであって
    犬にとってはそうでないことが沢山ありますから
    そうした色眼鏡は外して向き合ってみてください。


    愛犬を幸せにできるのは、飼い主だけです。
    他人にはよその犬を幸せにできません。
    トレーナーだってそうです。
    どんなに幸せにしてあげたいと思って活動していても、
    犬と日常を過ごしているのは、他ならぬ飼い主さんなのですから。
    飼い主というのは愛犬のSOSに、いち早く気付ける立場にあるんですよ~。
    愛犬がSOSを伝えたいのも、飼い主さんに!なのです。

    食が細いの一言で片づける前に、
    様々な角度から愛犬を今一度みてみてください。



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    <3月のようちえんクラス開催日>
    17日(木)、31日(木) 
    ようちえんクラスの様子は こちら からご覧いただけます。

    <4月に山中湖にてグループレッスン>
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