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    B-Paws 犬と人。

    ドッグトレーナーが犬のあれこれを綴ります。犬のしつけは、ホリスティック思考で参りましょう!

    興奮をコントロールする。

    「興奮させないようにしましょう」
    と云うようなことをこのブログでも書きますし、
    なぜそうするのかを添えて口頭でもよくお話をさせていただきますが、
    興奮のすべてが悪いことだから!では ない のです。

    興奮はストレスです。
    それが善か悪か!?ではなくて、ただ単純にストレス。


    ストレスと聞くと、どうしたって良いイメージはありません。
    でも
    ストレスの何もかもを善か悪かで判断しようとする必要はないと思います。

    ストレスはないに越したことはないですよね。
    でも、実際にはストレス0ってなかなかないことだとも思います。
    ストレス0にしなくちゃ!って気合を入れることがストレスだったりもしますしね。
    生きていく上でストレスは必要な機能(?)だし。

    ストレス過剰であることが望ましくない、とお考えいただけたらいいかなと。


    で。


    今回は興奮しやすい子のお話し。

    興奮しやすく、そのテンションを引きずってしまうとか
    落ち着くことを知らないくらいのハイテンションとか
    吠えやすいとか、不安に陥りやすいとか・・・
    そういった犬の場合には興奮させないでくださいねってお話をします。

    体力が有り余っていると思って延々とボール投げを繰り返したりしている方、
    それは止めましょうか~とお話をします。
    自転車引きでずーっと走らせているとかもそうですけど、
    それって不自然なことですよ、そもそも。
    本来ある犬の辞書(?)にはないこと。

    そうしたことを繰り返す、わざわざ興奮を引き出していることになると思いませんか?
    ハァハァ乱れた呼吸の顔が笑顔に見えるし、
    ボール投げ大好きだから喜んでいる♪だから付き合ってあげている♪と
    そう思ってしまうのかもしれませんけれど、大抵のそれは笑顔ではない。
    もしかしたら、
    飼い主さんが喜んでくれるからと犬がお付き合いしてくれてるのかもしれませんよ。


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    来客が居ても力が抜けてきちゃうくらいまったりタイム~♪


    そこはさておき。


    誰だってどんな人だって、どんな犬だって
    興奮することはある。ありますよ。

    どんなに落ち着いた人でも興奮する瞬間というのは必ずあるはずで、
    でもその興奮がいつまでも尾を引くことがない。

    犬然り。
    落ち着いた犬だって興奮することはありますよ。
    大興奮ではないとしても、軽い興奮くらいしますよね。

    気にするべきは、
    興奮を引きずってしまうのか、引きずらずにいられるのか?
    そこだと思います。

    興奮することでストレスホルモンが分泌されます。
    興奮を繰り返すことで、それがどんどん蓄積されていく。
    問題はそこであって、
    なにも興奮のすべてが悪いということを言っているのではないのです。


    例えば吠えの出やすい子。
    興奮を引きずりながら刺激に反応しやすくなり、
    そのまま吠えに繋がっていくパターンは非常に多い。
    高ぶった神経が落ち着く前に次の刺激にさらされることを繰り返せば、
    次第に弱い刺激へ反応するようにもなります。

    例えばハイパーな子。
    吠えやすい子同様で、蓄積によって小さな刺激に反応して興奮しやすくなる。
    わざわざ刺激を与えて興奮を煽り、
    神経が落ち着く十分な隙を与えず、また次の興奮を煽る。
    それを日々繰り返していることで落ち着くことを知らない子になっていく。

    ざっくり簡単に言ってしまうと、そんなイメージ。


    なので、それをリセットしてあげて欲しいのです。
    だから大好きなボール投げを止める。
    「走りなよ!」と煽って走らせるのを止める。
    玩具や食べ物で変な風に気持ちを煽るのを止める。
    相手の犬が疲れていようが嫌がっていようが構わずの状態を止める。

    「この先ずっともう禁止ですか?」と尋ねられることがありますが、
    そういうことではないですよね。
    リセットを目指して過剰な興奮に至らせないようにしながら
    興奮に達しやすくなってしまっている回路を切り替える。
    犬自身が興奮をしても自分でまた冷静さを取り戻せる回路を整える。
    回路がしっかりできるまで、いたずらにわざわざ興奮をさせないという事。

    遊ばせるな!ということでもない。
    遊ぶなら、一人遊びや齧るオモチャを楽しむなどがあります。
    それまでずっと興奮ばかりの犬だと、その楽しさを知らないかもしれませんね。
    ならば、そうした遊びもあることに気付かせてあげればいいし
    色々と他の手段があります。

    お散歩でも早歩きしたり、走り回ったりをわざわざさせない。

    楽しいことがあって嬉しくなって盛り上がってもいいけど、
    必要以上に煽らないようにして、
    そのままのテンションで次の行動にうつらないようにこちらが制御をかけてあげる。
    お散歩中なら一旦リードを固定して、
    速度を落として歩こうね~と促すのもいいですよね。

    過剰な興奮にさらされているとき、犬自身はそれを制御できません。
    そこをサポートしてあげる。
    そんな風にして興奮をコントロールしてあげる。

    毎日をつまらなく過ごせ!ではない。
    リセットする。


    「もうやめようね」ですぐに納得してやめられるかどうか。
    こちらが止めさせなくても「もう十分」と自ら辞退できるかどうか。
    「そろそろ終わりにしない?」と云うこちらの提案を受け入れてくれるかどうか。


    1458980397946.jpg
    楽しいお散歩のあとは程よい疲労感で幸せなお昼寝タイム~♪


    そんな風にして興奮を遠ざける毎日を送っていると
    少しずつ興奮の度合いが変わってきます。
    こちらがコントロールする必要がなくなってくる。
    酷かった飛びつきが減る等、わかりやすい変化もあることでしょう。

    しかし、落ち着いたからといって元の興奮生活に戻れば
    またすぐ過剰興奮の回路が戻ってきてしまってしまいます。
    その度に何度もリセットを繰り返すのはつらいですからね。
    犬も人も。




    神経が高ぶりっぱなしの状態が続くのは、私たちでもキツイことですよ~。
    睡眠そのものも質が低下して、様々な面に影響を与えますよね。
    疲れも抜けにくくなります。

    睡眠リズムも狂う程に忙しい毎日が続くと私たちでも変になります。
    怒りっぽくなったり、注意力散漫になったりといいことなし!!!
    まさに実感中の私・・・人生初の最大のミスを犯しましたからね・・・自分に凹んでます(涙



    だから、興奮させない時間を過ごして欲しいのです。
    そのボール投げを、煽って走らせる行為を、やめて欲しいのです。
    自由運動だと銘打って放置で興奮させっぱなしにするのを止めて欲しいのです。
    それが却って犬にストレスを与え、
    冷静な判断に欠ける状態に導いてしまう。

    興奮のすべてがNGなのではなくて、
    それが常に過剰に至ってしまうことが芳しくないのです。
    それは犬本来のあるべき状態ではないのですから。

    私がお伝えしたいのは、そういうことです。

    いつもながら長文にお付き合いくださってありがとうございます。


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