それが楽しそうな興奮でも、イライラするような興奮でも、
興奮は癖になります。
文字通り、病み付きに。
それはなにも、犬だけではなくて、
興奮して遊ぶ犬を見ている飼い主さんやトレーナーにとっても癖になるものだと
そんな風に私は思っています。
延々と続くボール投げ、楽しそうに走って取りに行って持ち帰ってくる犬。
また投げて!と嬉しそうに構える姿に「この遊びが大好きね♪」と微笑ましく思い、また投げる。
犬も投げる側も”興奮の虜”。
「この広場に来たらボール投げ!」と思っているのは犬だけじゃない。
イライラする犬、その様子に釣られて(?)イライラする人。
互いにイライラして当たりがきつくなったりしてしまう。
どっちもイライライライラ・・・・イライラに取りつかれる。
繰り返すうちに同じような状況下ですぐイライラするようになっていく。ボール投げが好きと云うより、
そのときに生じる興奮に病み付き状態に陥っていることに気付く人は少ないです。
興奮するとアドレナリンやらドーパミンやら、聞いたことのあるホルモンが分泌されます。
そのホルモンの作用の虜になっているということ。
アドレナリンは出し過ぎていると、すぐに限界値に達するようになってしまう。
すぐに興奮しやすくなるということですね。
イライラもアドレナリンが分泌されて、ピークになると頭痛が引き起こされたりします。
この場合は虜になるというよりも、限界値が低くてすぐイライラする癖がついちゃうということ。・・・だと私は思うのですが。
ついでに、寿命も短くなりそう。

興奮することが悪いこととは言いませんよ。
そうではなくて、
わざわざ興奮を煽るとか、しかもそれを毎日繰り返せば限界値は低くなる。
犬が喜ぶから♪と思っていることが、必ずしもそうとは限らないということを言いたいわけです。
喜んでいるように見えるのは、止められない・止まらない興奮に対する期待に抗えず
まんまと興奮からの快楽を手に入れて自分では抜け出せない状況かもしれない。
そういう状況下に、犬も自分も置かれているのかもしれないと考えてみて欲しいのです。
それは決して健康的なことではないのですから。
いつもの広場でボール投げをしなかったら、犬は「え!?やろうよ!」と訴えるでしょう。
それに根負けしてボールを投げて「やっぱりやってあげた方が嬉しそう♪」と思った時、
犬も自分も「やっぱり興奮の虜♪」なのでしょうね。
興奮しやすくなってしまったら、限界値を下げなければなりません。
そのときに必要なのは、ジャンキー状態に陥ってる事柄から離れること。放たれること。
1、2日ではまず無理です。
そして、限界値が上がったからもういいよね!と元通りの日々を過ごせば・・・もちろん元通り。
元通りになったらまた止めればいい!と思うのは甘い考え~。
以前よりも早い段階でピークに達するようになっていきますよ(´-`)・・・・
大好きなアーティストのLIVEで大興奮したあとは、早くまたLIVEに行きたいと熱が冷めず、
LIVEを思い出しては興奮し、友人に話しては興奮し・・・(笑。
次のチケットを入手して早くも興奮に支配されるような・・・そんな経験ありませんか?
で、そんなときは周囲がよく見えなくなっていて失敗したり転んだりすることも増える。
楽しみ過ぎて夜も眠れないとかもあったり・・・。
で、当日はバッドコンディションだったりする(´Д`|||)・・・。
「たまらな~い♪」は悪いことじゃない。
楽しむことは悪いことじゃない。
その在り方を考えるべきなのだと思うのです。
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