fc2ブログ

    B-Paws 犬と人。

    ドッグトレーナーが犬のあれこれを綴ります。犬のしつけは、ホリスティック思考で参りましょう!

    良い子とは。

    『良い子』な犬を想像したとき、どのような犬が浮かぶでしょうか。

    吠えない子?
    噛まない子?
    イタズラをしない子?
    なんでもいうことを聞く子?
    いつでも指示に従える子?
    誰とでもフレンドリーな子?

    そして、果たしてそれは本当に『良い子』ですか?
    『人にとって都合のいい子』ではありませんか?

    『都合のいい子』 と 『良い子』 は、紙一重だと私は思います。

    都合のいい子である場合、犬はきっと切ない気持ちでいることでしょう。
    自分を表現したり、気持ちを伝えたりすることを
    封じ込めるように求められるのですから。

    それは、我慢ではなくて
    こちらの都合や理想の押し付けです。

    これはなにも、
    好きなだけ吠えさせておいてOK!などという事ではありません。
    吠え続ける犬は、その時点で十分苦しんでいます。

    闇雲に「ダメ!!」ではなくて、
    その行動の原因に向き合い、
    吠え続ける必要がないと教えてあげるべきです。

    それに、
    『ダメ』 か 『良い子』 の二択にしてしまうと、
    犬だけでなく
    飼い主さん自身も大きな負担を抱えてしまうはずです。

    「良い子にさせなくてはならない」、と。


    1428326631396.jpg


    人にも個性があるように、犬にも個性があります。
    しかし、問題のすべてを個性で片づけるのも違います。
    個性を尊重しつつ、
    でもきちんと原因に向き合って改善を目指すことが大切です。


    悪い点と云うのは、目立つものです。
    悪い点ばかりに目を奪われて、
    良い点に目が行かなくなってしまうのでは残念すぎます!

    愛犬の良い点をたくさん見つけて、
    たくさん褒めて、
    人も犬も笑顔を共有してステキなドッグライフをお過ごしください(´-`*)♫


    ちなみに・・・
    警察犬や盲導犬などのお仕事をする犬と
    家庭犬に求められる「良い子」も異なると思っています。



    ← 1ポチお願いします♪

    B-Paws ☆ なかざわCPDT-KA

    logo_y.gif

    スポンサーサイト



    Comment

    Post Comments

    (設定しておくと後でPC版から編集できます)
    非公開コメント