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    B-Paws 犬と人。

    ドッグトレーナーが犬のあれこれを綴ります。犬のしつけは、ホリスティック思考で参りましょう!

    からくり。

    さて今日はまたちょっと小難しいお話をしてみたいと思います。
    想像力を膨らませながらお読みくださいませ(´-`)


    アンダーマイニング効果という言葉をご存知でしょうか?
    あまり馴染のない言葉かもしれませんが、
    どんなものなのかとその内容を知れば「あ~!うん!あれのことか!」と
    妙に納得できてしまうかも。
    そしてこれは、犬のしつけに於いても同様の現象が見られるのです。


    では、
    アンダーマイニング効果とはどのようなものなのかというと・・・


    例えば!

    家族の誰かが自分から進んでお掃除をしてくれたとします。
    なにかご褒美が欲しくてやるのではなく、
    自分からやろうと思ってやってくれました。

    それに対し「嬉しい!ありがとう!」と思ったあなたが
    お礼にと1000円をあげたとしましょう。
    或いは、相手が以前から欲しがっていたモノをプレゼントする、でもいいです。

    これが何度か続きました。

    するとどうでしょう。
    いつの間にやら.....
    家族は、最初は良かれと思って報酬など期待せずに行っていたはずなのに、
    次第にお礼の品がもらえることが目的となり
    お礼の品がもらえないとわかると、途端にやる気も失せてしまった。
    結局今ではやらなくなってしまった。ガッカリ!!!


    これです。

    最初は達成感や満足感などが得られればよかっただけの行為が、
    報酬がもらえないとやる気がなくなってしまうようになる。



    ”家族の誰か” を ”愛犬” に置き換え、
    ”お礼の品” の部分を ”ご褒美のオヤツ” に置き換えて考えてみてください。

    「オヤツがないとやらなくなってしまった」に当てはまると思いませんか?
    目的が”オヤツ”になってしまったパターンですね。


    ご褒美のオヤツは、やる気を引き出すのに大いに役立ってくれる大切なもの。
    「それ正解!」を伝えるのにも非常にわかりすく伝えられるものです。
    ですが、使い方を間違えてしまうとアンダーマイニング効果に陥ってしまう。


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    どうしたらいいの!?


    ここで登場させるべきは、ギャンブルの法則かなと思います。
    もらえたりもらえなかったりするので、期待が高まります。
    するとその行動を維持させるように働き掛けることができます。

    そして更に、物理的なご褒美から言葉のみのご褒美へ切り替えていくこと。
    それまで「いいこ♪」としっかり褒めてオヤツを与えるなどしていれば
    「いいこ♪」がポジティブな言葉であるとわかるはずですね。


    そして!!
    なにより大切なことは、飼い主さん自身が犬のモチベーションをあげるような、
    そんなステキな存在であるということ。
    「良い子だね♪」と優しい声のトーンと笑顔で自分を受け入れてくれる、
    その笑顔が大好きだから・・・なんて理想的過ぎるでしょうか?
    でも、私はそうした理想の為に毎日を愛犬と過ごしていますし
    出会う犬たちにも伝え続けています。



    ご褒美は、イコール”食べ物”ではありません。
    その犬にそのときポジティブに働きかけることができるモノがご褒美です。
    「今いらない」という犬に「ご褒美なんだから!ほら!食べなよ!」と
    無理やり与えるのはご褒美ではありませんよ~。

    ちなみに私の愛犬は食べ物に対する執着もなく、
    ご褒美として機能しないことが多かった。
    そして、今もほとんどオヤツは与えていません。
    与えれば勿論喜んで食べますけどね♪
    与えるときはご褒美ではなくて、本当にただのオヤツとして無条件に与えています。
    そんな私の愛犬の一番のご褒美は、ボールをくちゃくちゃすることです(笑。
    あとは、私が傍にいること!!(断言


    話しが逸れたところで、本日の記事はここまで(´-`)
    以上、私の古い記事のリメイクでした。


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