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    B-Paws 犬と人。

    ドッグトレーナーが犬のあれこれを綴ります。犬のしつけは、ホリスティック思考で参りましょう!

    撫でる、そのとき。

    ”撫でる”って、人独特の愛情表現のひとつですね。
    人だけでなく、お猿さんたちにもあるかもしれませんけども
    少なくとも、犬にはない。

    ほとんどの方が、愛犬を撫でます。

    犬に触れる日頃のコミュニケーションで
    異常を発見したりもできるわけですが・・・

    撫でるとき、みなさんはどんな風に撫でていますか?


    手の動き(テンポ)はゆったりとしたものであることが理想です。
    せわしない動きでワシャワシャと撫でられると
    気持ちがモゾモゾします。

    日頃からハイテンションの犬には特に意識したい部分で、
    そうした性格の子を素早い動きでワシャワシャ撫でると
    気持ちが煽られやすくなってしまうんですよね。

    盛り上がっているとき、
    動きは増えてテンポもアップしますよね。
    その動きは「落ち着く」とは真逆に位置しています。


    ご自身でも想像してみてください。
    リラックスして口元がだらしな~くなってしまう触れられ方を。
    落ち着いた手の動きと、静かなテンポではありませんか?
    (肩叩きとかはまた別件で)


    私たちは犬を見ると、つい撫でたい衝動に駆られます。
    ですが、犬世界に”撫でる”と云う概念はないことを忘れないでください。
    そして、すべての犬が撫でられることが好きとは限りません。
    撫でられるのは好きだけど、しつこいのは嫌がる子もいます。
    逆に、「もっと~♪」と喜ぶ子もいますね。
    そのときの状況でも変化します。

    手でぶたれたり、手荒い扱いを受けたことのある子なら
    撫でられることよりも”手”そのものに対して良い印象が持てず、
    撫でられること自体が苦痛かもしれません。
    見ず知らずの犬を撫でようとするその前に、
    目の前の犬が撫でられることを好まないかもしれない・・・と云うことを思い出してください。


    D1.jpg



    うちの子にもっと落ち着いて欲しいなぁ~・・・なんて思ったときにも、
    愛犬に対する自分の触れ方・接し方にも気を配ってみてください。

    "手"が犬にとって、
    不安を煽る存在とならぬようパピーの頃から気を配ることも
    忘れずにお願いします!

    私たちのいろ~んなことは、
    犬に大きな影響を与えるものなのです(´-`)

    (今回の記事はかつて私が書いた古い記事のリメイクVerです)


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    B-Paws ☆ なかざわCPDT-KA

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