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    B-Paws 犬と人。

    ドッグトレーナーが犬のあれこれを綴ります。犬のしつけは、ホリスティック思考で参りましょう!

    思いやる。

    犬が噛みつくようになるまでの間には、
    人が犬の「やめてね」に気づかず
    知らず知らずのうちに犬の嫌がることをしてしまっていたという経緯がありがちです。

    私たちにも
    「これはちょっとやめて欲しいな」とか
    「今はそっとしておいて」とか思うことがあるように、犬にもあるのです。

    寝顔がかわいいのはわかります。
    でも、気持ちよく眠っているところを邪魔されたらどんな気持ちがするでしょうか?
    驚く姿がおもしろくていつも驚かせていたら、
    いつ何時、何が起こるかわからないと警戒をして犬の気が休まりません。
    お手入れも私たちにとっては"やらなくちゃ"であっても、
    犬にとってはそうではありません。
    無理やり押さえ付けられて強要されれば何事かと恐怖心を抱きます。

    犬だからといって、
    こちらの好きな時に好きなように扱ってよいなんてことは
    決してありません!

    無理強いや強要で押し付ける行為は、イジメと同じです。
    もちろん、虐めているつもりなんてありませんよね。
    むしろ愛情表現でそうしていることもあるはずです。

    しかし、
    そうした想いや行動が一方通行になってしまうことで、
    問題が引き起こされてしまうのです。


    様々なことに於いて、無理強いすることなくゆっくりと時間を掛け、
    あくび等のカーミングシグナルを出したり
    犬が顔を反らしたり俯いたりしたときは、一度ストップしてあげてください。

    マズルに皺を寄せたり、唸ったときには、直ちにその行為を中止にしてください!
    それでも無理強いをしてしまえば、
    犬は「やめてって言っても無視される!」と思い、
    予告なく噛みつくことになるでしょう。

    意図せずとも
    私たちが犬を "そうするしかない" ように追い詰めてしまうのです。

    「いきなり噛みつくようになった」のではなく、
    やめてのサインを見落とした・無視した結果として噛みつくようになる。

    そこまでになってしまえば、
    今度は犬からの信頼を取り戻すのも大変です!

    自分に嫌なことばかりをする相手を信頼できますか?
    信頼したくても、難しいですよね。

    犬との信頼関係を築くには、まず、犬の嫌がることをしない
    これが第一です。

    信頼する相手だから、
    ちょっと嫌だなと思うことも「仕方ないなぁ~」と受け入れることが出来たりするものです。


    犬は、みなさんの大切な家族の一員ですよね。
    恋人のような存在かもしれない、親友や兄弟のような存在かもしれない。

    押し付けや強要は、大切な友人も恋人も遠ざけてしまうでしょう。
    家族や兄弟とも喧嘩になることでしょう・・・。
    それは寂しいことですよね。

    人間の家族や恋人、友人や兄弟にそうするように
    犬に対しても思いやりの気持ちを持って接してあげてください(´-`)♫


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    B-Paws ☆ なかざわCPDT-KA

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