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    B-Paws 犬と人。

    ドッグトレーナーが犬のあれこれを綴ります。犬のしつけは、ホリスティック思考で参りましょう!

    警戒せよ。

    ”吠え”といっても、その吠えが意味することは様々です。
    その中の警戒吠えについて書きたいと思います。


    警戒吠えが出る状況とは、どんな状況でしょうか。

    不審な物音がした、慣れない第3の存在などがきっかけとなり、
    警戒吠えが始まることがほとんどでしょう。

    そして、その吠えを困った行動と感じる方は少なくありません。
    その一方で、
    ひとり暮らしなどでは警戒吠えはありがたいものかもしれません。

    警戒と云うくらいですから、犬にしてみたら「異常事態発生!」のアラーム。
    対処せよっ!てなところでしょうか。

    ところが大抵の場合、
    犬が警戒吠えをすると飼い主さんにたしなめられたり、
    叱られたり、
    来客対応にバタバタしたりと云うことになります。

    これらの行動は、吠える犬を制止するどころか全部逆効果です。

    飼い主さんも一緒になって慌てているようにしか見えない。
    つまり、「やっぱり異常事態!」。

    或いは

    飼い主さんがご乱心で襲ってきた!
    「これは異常事態!」。

    ・・・といったところでしょうか(´・_・`) 

    「敵を追い払うため、共にがんばりましょう!!」と犬が思っても仕方ありません。

    ・・・これはまだ良い方かもしれません・・・・。


    怖がりな子が警戒アラームを精一杯鳴らしているけれど、
    「大丈夫」などといって
    犬にとっての異常事態の中へ犬を無理やり放り込むような真似をしてしまうのは、
    それはそれは厄介なこと。
    犬を追い詰めてしまいます。
    「飼い主さんが裏切った!」とすら思うかもしれません。

    これは飼い主さんへの信頼も揺らぎますし、
    頼るはずの飼い主さんが頼れないのならば
    自分自身で防衛をがんばらねばとなってしまうでしょう。
    そうなったらどうなるか・・・
    対象に立ち向かって行ってしまうかもしれません。
    そして、益々!
    異常事態には毎回自分で対処すべく激しく吠えたてるようになるかもしれません。


    警戒吠えに遭遇したとき、私たち飼い主が取るべき行動が見えてきましたか?

    最も大切なのは、慌てない・バタバタしないで冷静であること。
    大きな声も出さない
    いたって冷静に、でも堂々とふるまう。
    「あなたが対処しなくても、大丈夫。こちらでしっかり対応します。」と伝えるつもりで。

    犬が警戒アラームを鳴らす前には、
    まず全身に緊張が見られるはずですから、
    (首を高くあげたり、耳をピンと立てたり、動きを制止させたり、など)
    その様子に気づいた時点で先回りの対応をするのが理想です。
    散歩中なら対象から遠ざかるなり、距離を取るなりします。
    それを繰り返すことで、
    犬は自分がいちいち対処しなくても飼い主さんがなんとかしてくれると
    理解することができる。

    異常事態と犬との間には、飼い主さんが入る。
    その場を、その状況を飼い主さんが取り仕切るわけですね。
    そうすることで、犬も必要以上にがんばる必要がなくなる。

    もちろん、すぐには変わりません。
    どんなことも積み重ね。
    それまで何度も繰り返してきたことの倍以上を繰り返す気持ちで。


    もし、吠えにお困りだったとしたら・・・
    プラスアルファで社会化経験を積んだりすることで、軌道修正できると思ってください。
    どんな問題行動でもそうですが、
    問題は他の様々なことにも繋がっているものなのです。


    ”吠え”について
    吠えに対して「吠えるな」というのは、いかがなものかと思います。
    かといって、延々といつまでも吠え続けるのは好ましくはなく。
    吠えだしたら吠え止むことがなかなかできない!ことが問題であると考えてください。



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