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    B-Paws 犬と人。

    ドッグトレーナーが犬のあれこれを綴ります。犬のしつけは、ホリスティック思考で参りましょう!

    すぐ・・・!?

    犬の行動でお困りのとき、
    「すぐ直るしつけ方法」
    「これを使えばすぐ解決」・・・なんて言葉が目に留まったら、
    悩みが大きい程「お!」と思わず飛びついてしまいたくなるかもしれません。

    でも、それ、ちょっと待った!

    「すぐ直る」は、「すぐ戻る」だと思ってください。


    人に例えてみましょう。

    貧乏揺すり、腕を組む、口元を触る、
    お箸の持ち方、文字の書き方、びっくり症、あがり症・・・・
    なんらかの癖などがあるとして、
    それを1日で直しなさい!って正されて
    その後の一生涯、それっきり直ると思いますか?直せますか?

    年月と共に気になっていく腰回りの贅肉・・・
    「これを飲むだけで寝ている間に痩せる!」と魅力的な響きのなにかがあったら
    思わず手も伸びてしまうかもしれませんが(笑)、
    実際には効果を体感できる方が少ないのではないでしょうか。
    それプラス、運動であったり、食事制限であったり、気持ちを向上させていくとか
    そういうこともして初めて効果が出るのではないでしょうか?


    はい。そういうことです。


    年齢を重ねている・・・つまりは、
    長い間ずっと繰り返し行われている程、なかなか困難。

    はい。犬もそうです。
    繰り返すほど身に付いていくのですから。


    私たち自身は意識して直すことも出来るかもしれませんが、
    身近な存在が「またそれやってるよ、違うよ」と都度に教えてくれたら
    「おっと」と思って自分ひとりで直すよりも効果的でしょう。

    はい。そういうことです。
    犬のお困りの行動や癖があって、それを直したいと思うならば
    ご家族も一緒にがんばらねばならないのです。

    染み着いた行動が繰り返されてきた、その倍の年月をかけるくらいの覚悟が必要です。


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    なんらかの道具や、強い罰などで一時的に治まったように見えると
    「効果あり」と感じてしまうかもしれません。
    その道具や罰がなくても、ずっと同じようにできますか?
    直ったのではなく、怯えているだけではありませんか?
    大切な愛犬を怖がらせているだけではありませんか?

    罰することは危険です。
    罰している側の気持ちがスッキリするなんてことがあったら、
    罰はどんどん強いものになっていくでしょう。
    罰してもうまくいかなかったときにイライラが募ったら、
    罰はどんどん強いものになっていくでしょう。

    道具は正しい使い方をしなければ、ただの虐待に成りかねません。
    正しい使い方をしたって虐待道具になるものは沢山あります。
    あなたが無意識にNGワードを言う度に、
    首を絞められたり、電気ショックを与えられたりなどの不快な刺激を加えられたら
    言葉を発することすら怖くなるのではないでしょうか。

    人にはダメだけど、動物にはOKなんてことはありません。
    動物福祉にのっとった方法を選ぶことが重要です。

    褒めるしつけ・陽性強化と称して、失敗時には叱り飛ばしているのは違います。
    成功したときは褒めていても、これでは違います。


    犬自身にしつけ方法の選択権はありません。
    犬がどんなしつけ方法で、どんな思いをするのかは
    すべて飼い主さんの選択にかかっているのです。


    困っていることは、すぐ直したいかもしれない。
    でも、そんな魔法はありません。
    真摯に一歩ずつ向き合うことを大切にしてください。


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    B-Paws ☆ なかざわCPDT-KA

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